越智敦子 絵本と童話集 おはなし100こ

月火あっちゃん8

ふたりでハンバーグをこねているところに、お父さんも帰ってきました。
お母さんは「おかえり!」のかわりにお父さんに笑いかけます。
「きょうね、おもしろいことあったのよ。切り身のお魚を売り場にならべていたんだけど、お母さんつまずいちゃって、持ってた切り身のお魚をぜーんぶ宙に飛ばしちゃったの。お母さんまっさおになってしまって。そしたら職場のみんながね、『魚が泳ぐのは知ってたけど、切り身の魚が宙を飛ぶのははじめてみたなあ』って、みんなで大笑いよ」
「ほんとにお母さんはあいかわらずそそっかしいんだな」
お父さんも楽しそうです。

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