越智敦子 絵本と童話集 おはなし100こ

月火あっちゃん1

月火あっちゃん

 

 

そらのうた保育園の門をくぐると、うしろで「あっちゃん、おはよー!」の声。
あつこはいそいで返事をしようとふりむくのですが、・・・そうだった。
「おはよう」
と返事をしたのは、今田あさこちゃん。

 

あつこは十日ほど前に引っ越してきたばかり。前の園では、あっちゃんといえばあつこのことだったけど、ここにはもうすでに、あっちゃんはいたのでした。
生まれて三か月目から保育園にはあずけられていたあつこでしたけれど、あたらしい保育園はまたかってがちがいます。
前は1階がみんなの部屋でしたが、今度は2階。階段を1歩上がるとそれだけでなんだかさみしさがおそってくるのでした。

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