越智敦子 絵本と童話集 おはなし100こ

アノコロ4

そうやって市場をひとまわりしているうちに、風がつめたくなり、あたりも暗くなってしまいました。
ほんとうは心細くてさみしくて、おなかもぺこぺこでしたが、あすこそ「アノコロ」を見つけて、お母さんに元気になってもらうんだ!と自分で自分をはげましました。その夜は大きな木の枝の下で リッコラとイビナスは体をよせあってねむりました。

 

リッコラのうちでは、イビナスのお父さんやお母さん、近所の人たちが、帰ってこない二人を心配して集まっていました。

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