アノコロ1
アノコロ
りすのリッコラは今日も一日、友だちのイビナスと遊びつかれて、お母さんの待つ家に帰ってきました。
「おやおや坊や 頭のとん先から大きなしっぽの先っぽまで真っ黒にして 今日はどこまで行ってたの?」
お母さんが夕はんの「森のスープ」を作りながらたずねます。
「おいしい木の実をさがしてチロリン川をこえた林まで行ったさ。木の実はあんまり見つからなかったけどね。」
リッコラが答えると、お母さんはただ
「アノコロがよかった・・・」
とうっとりといい、そしてさびしそうに目をつぶるのでした。

